銅管 曲げの利用が堅調に推移
SIVという略語でもっともよく知られているのは、猿に感染するウィルスであり、エイズを引き起こすHIVはこれが変異したものだ。
証券を大量にかかえていたようだ(本稿の時点にはSIV危機が発生して3か月が経過しているが、SIVがどのような資産を保有していたかは、まだあきらかになっていない)。
銀行はSIVの利益率を高めようと、中長期のローン債権や証券を買い取るために、期間がほぼ等しい資金を調達する方法はとらない決定をくだしていた。
期間が通常、3か月のアセット・バックCP(ABCP)を使って、はるかに低コストの資金を調達することにしたのである。
ABCPの市場規模は約1兆2千億ドルであり、これだけの金額を短期金融市場でつねに借り換えていたわけだ。
そのうち約3分の1がSIVによるものだったとみられる。
2007年9月に突然、ABCPの金利が跳ね上がったのは、FT紙によれば、買い手のストライキのためであり、買い手が要するに、「もう信じない、金を何に使うのか、分かったものではない」と叫びだしたのだ。
いくつものマネー・マーケット・ファンド(MMF)が余波を受けた。
MMFにとって、大手銀行系のABCPは主力の投資商品であり、ABCPの評価損で基準価額が元本を割り込むと、決定的な打撃を受ける。
この事態を避けるために、いくつかのMMFではスポンサーが資金を供給せざるをえなくなった。
11月後半には、SIVの世界は混乱状態に近づいていた。
ABCP市場の規模は9千億ドルを割り込み、減少の大部分はSIVの借り換え発行が拒否されたことによるものである。
この結果、銀行は3千億ドルを超える高リスクの資金を供給しなければならなくなるという予想外の事態に追い込まれる可能性がある。
FT紙の論評によれば、Cグループ、JPMなどの銀行では、SIVなどの傘下のファンドによる信用枠のもとでの資金引き出しが急速に増えている。
Cグループでは、傘下のSIVに対する貸し出しが、世界的な消費者金融事業の純貸出額の3倍以上になった。
格付け会社のムーディーズは、SIVが発行した証券について広範囲な見直しを行うと発表し、SIVマネジャーの多くが、「SIVモデルが現在の形で生き残れるとは予想していないと語っている」と指摘した。
ヨーロッパを中心に、すでにいくつものSIVが清算されている。
アメリカの大手銀行のコンソーシアムが、Cグループの主導のもと(無理強いのもとというべきかもしれないが)、アメリカ財務省の協力を得て、スーパーSIVを設立し、SIVが保有する1バレル0億ドルから1千億ドルのローンを買い取る計画を立てている。
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